旋盤で長さ 100mmくらいのいびつな形の円柱を削っていたのですが、横着して芯押し台を使わずに作業していたらワークが動いてバイトに食い込んでしまいました。その衝撃で主軸ギヤボックス内の変速ギヤ駆動側が割れてしまいました。 交換部品を用意しました。ヤフオクで1個 1,200円くらいで買えました。 割れたのは小さい方のギヤ 1個だけですが、予備用に小さい方を2個、大きい主軸のギヤも1個購入しておきました。 さあ、ギヤを交換します。 親ネジを回すギヤ類を外します。 制御ボックスも外します。 ヘッドストックを止めているボルトを回すのに邪魔なので、親ネジとモーターも外します。 邪魔なものを外したら、ヘッドストックを固定しているボルト四本を外せば、ヘッドストックが外れます。 特に難しくはないです。 駆動側のギヤを交換するために軸を抜くには、主軸も抜かないと作業できません。 主軸のベアリングカバーを止めているボルトを外しておきます。 ギヤプーラーで押してゆくと、パキ!パキ!と主軸が抜けてきます。かなり固かったです。 monotaroブランドの 150mmのギヤプーラーを使いました。150mmだと少し小さくて 、主軸の端面を押すには 20mmくらい長さが足りませんでしたので、主軸の穴をアングルで塞いで主軸の穴の中にソケットレンチのソケットを詰めて、穴の中のソケットをプーラーで押して主軸を抜きました。 プーラーを持っていなかったので今回monotaroで購入したのですが、150mmのプーラー単品が 4,000円くらい、75mm 100mm 150mmのプーラー3個セットが 4,500円くらいと、単品と3個セットの値段があまり変わらないので、3個セットで購入しました。 本当はもう少し大きなプーラーが欲しかったのですが、150mmを超えるとグンと高価になってしまうので、150mmで我慢です。 抜けた主軸 主軸側のギヤは傷んでいませんでした。 主軸が抜けたら、プーラーで押せば駆動側のシャフトは簡単に抜けてきました。あまりきつくなかったです。 シャフトとベアリングの間がしまりばめになっているのですが、プーラーを使わなくても駆動側のシャフトを抜くことができるように、ボール盤でくわえて回しながらサンドペーパーで研磨し...