ThinkPad13 の修理(バッテリー充電されない)
メインで使っているノートパソコンの、ThinkPad13 が8ヶ月くらい前の2月ころから調子が悪くて、時々ACアダプタを接続しているのにバッテリーが減ってしまうようになってしまったんですが、はじめのうちは時々症状が出るくらだったのが、だんだんと悪化してきて 8月くらいからバッテリー切れで電源が落ちてしまうまでになってしまいました。
しかたなく、システムボードの電源制御をしてそうなところをヒードガンで加熱して、ハンダを付けなおしたら治りました。良かった。
3年近く前に購入したパソコンで、とっくに保証は切れているので、修理に出したら修理代が何万円も掛かるから、
「同じ機種の中古が安くなったら、部品取り機を買ってシステムボードを交換しようかな」
とか、
「電源OFFの時には確実に充電できるので、ソフトウェア(ファームウェア)の不具合なのかな? そのうちアップデートで治るかな?」
とか考えていたのですが、症状が悪くなる一方なので、壊してしまうかもしれないけれど自分で修理してみることにしました。
症状が出たり直ったりするのなら、きっとハンダが割れているんだろうと思って、システムボードを取り出して、電源制御してそうな部分の両面を、ヒートガンでハンダが溶ける(であろう)温度まで加熱しました、加熱のしすぎを防ぐために赤外線放射温度計必須です。今回は、温度計の読みが 210度になるまで加熱してみました。
リフロー炉ではピーク温度が 260度くらいで加熱するようなのですが、今回は壊さないように少し控えめの温度で加熱してみました。熱風で部品が飛ばないようにヒートガンの風量を小さくしたのと、基板上のコネクタなんかのプラスチックが溶けたり焦げたりしないように気をつけました。
洗浄が面倒なので、まずはフラックスを使用せずに加熱だけにしました。
加熱後、基板が冷えてから組み立てると
無事起動しました。
半導体が熱いうちに通電すると、致命傷を与えてしまいます。(経験あり😆)
その後 1週間くらい毎日使っていますが、症状が出なくなったので多分直ったみたいです。