FOSTEX D-80 マルチトラックレコーダー購入

FOSTEX D-80 マルチトラックレコーダーを購入しました。→使い方
IDEハードディクスに 8ch同時に録音できます。8chのアナログ入出力の他に、光デジタル入出力もあって、8chのうち2chを光デジタル入出力に割り当てることもできます。
パソコンで録音したほうが便利なので、実用にすることは無いと思うのですが、見た目がかっこよくて(笑)1,000円と安かったので衝動買いしてしまいました。無駄遣いしたのでおやつを我慢しなきゃ。

中古ジャンク品でしたが、電源を入れると「NO DISK」と表示が出てどのキーを押しても変化がありません。ハードディスクを脱着してみたら操作できるようになりました。なにか接触でも悪かったようです。再生してみるとボーカルが録音されていました。
取扱説明書は www.fostexinternational.com で英語版をダウンロードできましが、日本語版は見つけることができませんでした。

録音してみようと、録音トラックを選択して、[RECORD] ボタンを押して録音待機状態にしてから [PLAY] ボタンを押してみたら録音されず、すぐにカウンタが止まってしまいます。おかしいなぁと英語のマニュアルをがんばって読んだら、[RECORD] と [PLAY] を同時に押さなきゃならないと書いてありました。パソコンのDAWなんかだと同時押ししないので、どうして録音できないのか、しばらく悩んでしまいました。

ハードディスクは標準で容量 850MBのものが付いています。1996年ころ発売の機械なので、まあ普通の容量でしょうか。パソコンのハードディスクが 2GB位だった頃ですね。
850MB で約18分録音できます。8chなので、CD (2ch) の4倍強のデータ量になります。850MB/18分なので、約787kバイト/秒。
1トラックだけを使って録音しても、8トラックすべてを使って録音しても、どちらもデータ量は同じになります。使っていないトラックにも「無音」が録音されるということで、テープレコーダーと同じ考えになっています。


手持ちの古いハードディスクをいくつか付けて動作させてみました


Quantum 3.2GB 認識せず
IBM 10GB / Seagate 40GB / Western Digital 60GB / Western Digital 120GB フォーマットして録音可能。

HDDを接続して電源を入れると「フォーマットしますか?」と聞いてくるので [YES] キーを押すとフォーマットしてくれます。フォーマットにはとても長い時間がかかります。1時間くらい掛かったかな?
大きな容量のハードディスクだと、録音可能時間の表示がおかしくなるようです。10GBのハードディスクでフォーマット直後の録音可能時間が 13分と表示されたのですが、実際に録音してると、13分経過して残り時間 0分になっても録音が続いて、次に残り時間 59分になりました。残り時間を59分までしか表示できないだけのようです。

取扱説明書にはハードディスクの交換方法も載っていて、容量と録音可能時間のリストもあるのですが リストには 1.7GBまでしか載っていませんでした。


40GB のハードディスクで、どれだけの時間録音できるかを実際に試してみると、約2時間40分録音したところで、録音可能時間がゼロになり、自動的に録音が停止しました。

9600秒(約2時間40分) × 787kB = 7.6GB
なので、だいたい8GBしか認識していない感じですね。


蓋を開けた所

ハードディスクは、パソコンの5インチベイ用のリムーバブルケースに入っています。
メイン基板
A/D と D/A が4個づつ
CPUは SH7032 (SH-1)

メイン基板 裏面

表示部
表示部のマイコン
NEC (ルネサス) D75216

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