2015年8月30日日曜日

IBM 5511 PC JX の内部写真

IBM 5511 PC JX のジャンク品を 3,434円で購入しました。この機種は実物を見たこともなく、それほど思い入れも無くてテレビでCMを見たことがある程度ですが、珍しいので購入してみました。
JXのスペックは
CPU: Intel 8088 4.77MHz
RAM: 64KByte~256KByte
VRAM: 32KByte~64KByte
表示モード: 320x200 / 640x200 / 720x512(インターレース) ほか
サウンド: SN76489 DCSG (PSG)
OS: PC-DOS2.0
FDD: 3.5インチ2DD (720KB)
システムROMにBASICと漢字変換辞書を含む

で、IBM PCjr を漢字の表示ができるように拡張したような性能です。CPUは初代IBM PCやPC/XTと同じ。
1984年発売で価格はモデルにより 166,000円~ 373,000円くらいだったようです。今回手に入ったモデルは、メモリーが 256KByte だったので、一番高いモデルじゃないでしょうか?
1984年というと、FM-NEW7やMZ-1500、初代X1turboなんかが発売された年でPC-8801mkIISRやMSX2が発売される前年です。価格はX1turboと同程度で、PC-9801より安かったのにどうして売れなかったんでしょうね。IBM製で難しそうな印象があったかな?

システムボード
i8088 CPU
uPD8259 割り込みコントローラ
uPD80284 クロックジェネレータ
HD46505 CRTC
uPD8253 タイマー
uPD8255 PPI
SN76489 DCSG (PSG)
TMM2015AP 2K x 8 SRAM 外字?
uPD41416C 16K x 4 DRAM 4個 VRAM 32KByte
M5K4164ANP 64K x 1 DRAM 8個 メインRAM 64KByte
PIN6342632 / MN2364SPJ ?
基板や電源ユニットに三角マークがあるので、松下電器系の工場で生産されていたようです。

ハンダ面
ROM基板
日立のROM 32KByte 4個 128KByte BIOS / BASIC / 辞書
東芝のROM 32KByte 4個 128KByte 漢字ROM
フロッピーディスクインターフェース基板
uPD765A FDC
SED9420 VFO
拡張ビデオ基板
カスタムチップとDRAM 32KByte
64K拡張RAM基板

128K拡張RAM基板
拡張表示モードカートリッジ
32KByte ROMが1個
外装は水洗いしました

組み立て
あとは蓋を閉めるだけ
前面と背面
日本製です。
背面コネクタ
ライトペン、カセット、オーディオ
プリンター、ジョイスティック

ディスプレイ、キーボード

ディスプレイコネクタは PC-9801 / PC-8801 / X68000 なんかのアナログRGBコネクタと同じ D-SUB15ピンですが、信号の内容は全く違うのでPC-9801とかのディスプレイに接続してはいけません+12Vなんかも出ていて危険です

キーボードのコネクタはPS/2と同じですが、通信方式とスキャンコードセットが異なるのでPS/2キーボードを接続しても使えません。PS/2キーボードはクロック同期のシリアル通信ですが、PCjrのテクニカルリファレンスを斜め読みした感じだと、こちらは調歩同期式で専用の割り込み線でキーボードからCPUに割り込みをかけて、通信を開始するような感じみたいでした。
そのうちキーボード変換アダプタを作ることにします。スキャンコードセットはPS/2のスキャンコードセット1と同じみたいです。

変換ケーブルを作って PC-9801 / PC-8801 用のディスプレイに接続しました。
水平15KHzのディスプレイなら表示できます。
本来16色表示なのですが、輝度ビットを無視しているので8色しか表示できていません。

ROM BASICが立ち上がりましたが、キーボードが無いので操作できません。
拡張表示モードカートリッジを挿入していると、高解像度モードで立ち上がりました。
水平21.8kHz / 垂直76Hz のインターレース表示になります。国産パソコンのディスプレイでは、24kHzモードでなんとか表示できるかも?といった感じです。
PC/AT用のPC-DOS7で2DDの起動ディスクを作ってJXで使ってみたのですが、立ち上がりませんでした。ATとは互換ないんですね、残念。