スバル除雪機 SL652S の整備

ヤフオクで8馬力の除雪機を購入、スバル SL652S 36,500円でした。ちょっと遠かったのですが、レンタカーのトラックで取りに行ってきました

たぶん20年くらい前の機械です。
部品の形状から、車体はフジイ製ではないでしょうか。フジイのSA型によく似ています。
サビが目立ちますが動作に大きな問題はありませんでした。オーガのシャフトが曲がっていたくらい。
キャタピラは去年交換したらしく、ヒビ割れが少ないです。キャタピラは値段が高いので好都合。
セル付きです。エンジン快調で、セルでもリコイルでもすぐに始動します。
バッテリーは弱っていて、交換が必要かな?と思っていたのですが、自作の充電器でしばらく充電しておいたら、セルが元気に回るようになりました。

エンジンがかかっている状態でバッテリー端子の電圧が12Vちょいくらいしか無くて、エンジンが発電してないのかなと思ったのですが、バッテリーを外すと15Vくらい出てるので発電とレギュレータは動いているみたいです。この状態で様子見することにします。

このまま整備せずにひと冬使ってみようかな?とも思ったのですが、シューターやブロアが錆びていると雪の飛びが悪いかなと思って、分解して塗装することにしました。
今まで使っていた5馬力の除雪機と並べてみました。

幅が10cm大きくなりましたが、それ以外はだいたい同じ大きさです。
8馬力にしてはコンパクト。
走行用ベルトが LA-35
オーガのベルトが LB-34

予備用にSA-35とSB-34のベルトを購入しておきました。オーガのベルトはもう1インチくらい短いベルトでも良いかも。
変速機は異常なし。注油しておきました。
ブロアのところのベアリングがどうしても抜けません。
グラインダーで削って抜きました。
ベアリングは新品に交換です。6204LLU 346円でした。
シャフトに傷が入っていて抜けないのでした。
バラバラになりました。
ロビンの8馬力エンジン。サイドバルブのエンジンを所有するのは初めてです。
1/2に減速して出力するタイプ。
ブロアの羽がシャフトから抜けません。これは抜けなくても良いやと、このままです。
シャフトが曲がっていて、片方のオーガが抜けません。
グラインダーで切り込みを入れて抜いた後、切り込みを溶接しました。
曲がっているので、シャフトに定規を当てると隙間が空きます。
踏んづけて真っ直ぐにしました。
旋盤で軽く剥いて錆とか傷を取りました。
部品のサビ取りをした後、洗剤で洗いました。
亜鉛の錆び止めで塗装。
ホームセンターで売っている、一番安いタイプの水性塗料で上塗りしました。
粘度が高くて塗りにくいけど、水でうすめるとなかなか固まらないので、薄めないで塗ったほうが良い感じ。
車体は黄色にしました。
青だとヤマハみたいだし、赤だとホンダみたいなので、オレンジにしようかなと思ったのですが、安い水性塗料にオレンジが無かったので黄色にしました。
黒い所も塗りました。
オーガのギアボックスにはギアオイルの匂いがするオイルが入っていたので、自動車用のデフオイルを入れておきました。
自由帳4枚重ねでガスケットにしました。こんなのでオイル漏れはありませんでした。


ワイヤーが傷んで動きが悪いので
スロットルと投雪距離のワイヤー二本とも、100円ショップの自転車用ブレーキワイヤーに交換しました。
組み立て。
1日で組み立てできると思ったのですが、2日かかってしまいました。
シールの部分はマスキングして塗っただけ。
塗装してきれいになりました。

オーガが左右逆に付いています。このままだと雪が真ん中に集まりません(笑)。
組み直しました。

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