PC-8801FE 分解清掃

ジャンク品の PC-8801FE を購入しました。どうせ高値更新されるだろうと、ヤフオクで 2,000円で入札していたのですが、1,710円で終了していました。ビデオ出力ができるし便利かも?
MA / FA などのような、サウンドボードII 内蔵機種は結構高値で落札されているようでしたが、そうでない 8801 は人気無いようです。
汚れはそれほどひどくないので、今回は分解して簡単に掃除機と雑巾で掃除しただけす。

やはり、メモリーバックアップ用のニッカドバッテリーが液漏れを起こして基板の配線を腐食させています。バッテリーを取り外して、基板を洗浄しておきました。

1980年台、1990年台の古いシンセサイザーなんかでメモリーバックアップ用のリチウム電池が消耗して音が出なくなったりしますが、リチウム電池は液漏れして配線を腐食させることがまず無いので、ニッカド電池よりリチウム電池のほうがずっと良いですね。
組み立てました。電源を入れると V2 と大きくモード表示が出ます。とりあえず動いているようです。FE は ROM BASIC を持たないので、そのうち何か起動できるフロッピーを探して動かしてみます。
FH と 並べると FE はだいぶ小さくなりました。
メイン基板全景

PC-8801FH と比べて、ずいぶん部品が少なくなってスッキリしました。
表・裏だけの2層基板です。

メインCPU とメインRAM 64kBとマスクROM とテキストRAMなど
グラフックRAMとディスクサブシステムのCPUなど
IC24 が FDC 統合のシステムコントローラーでしょうか。32kB の DRAM が 4ビットバスで接続されています。IC28 の uPD780 が サブCPU です。
グラフックRAM用に DRAM が 192kB 分搭載されています。仕様上は 48kB (こんなに古い製品なのに NEC のサイトで仕様を確認できる。すごい。)なのですが 3プレーン同時アクセスする関係で、24ビット幅が必要だけれど、小容量の DRAM が無くて4倍の容量になっているのでしょうか。なんかもったいない。

8251 や RTC など
FM音源の YM2203 や NTSCエンコーダー

基板裏面

リワークされています。

このブログの人気の投稿

ダイソーで210円のACアダプタ

windowsで「インターネット接続の共有」の設定

月刊 I/O 記事リスト 1976~1989