2013年9月2日月曜日

音が出ない TASCAM US-428 の修理

ジャンク品の TASCAM US-428 を購入。付属品無し 1,000円でした。
USB 1.1 接続の ASIO 対応 オーディオ I/F  4in/2out と MIDI インターフェース 2in/2out とコントロールサーフェースが一つになっています。
10年と少し前の製品ですが、今でも取扱説明書やドライバーはメーカーのwebサイトからダウンロードできました。ドライバーのサポートは Windows Vista までですが、手動でドライバーをインストールすると Windows 7 64bit でも使えました。
この機種は 7.5Vの交流を内部で倍圧整流して、+12Vと-12Vを作っている関係で、普通のACアダプタが使えず、専用のAC-ACアダプタを使わなければ動作しません。今回は付属品無しでしたので、手持ちの適当なトランス式ACアダプタを交流出力に改造して使用しました。
ドライバーをインストールしてPCに接続すると、MIDIの入出力は正常に動作しましたが、オーディオ関係が動作せず、PCで認識はするけれども音が出ない、録音もできない状態でした。

状態を確認したところで、分解してみます。

オーディオ入力のゲイン調整ボリュームが一個破損しているので、分解ついでに直してみます。
裏蓋を開けた所
トップ基板
USBマイコン 1個と FPGA 1個 と メモリ 1個 とシンプル。
ボリュームが破損しています。手で適当に修正しましたが、少し接触が悪いです。入力を4つ同時に使う予定は無いのでこれでいいや。
ボトム基板
入出力端子と電源回路です。AC-ACアダプタからの交流 7.5V から +5V 2系統、 +3.3V、 +12V、-12V を作っています。
コンデンサーがふくらんでいるので交換します。
+12V のレギュレター (7812) の入力側コンデンサーでした。
2系統ある +5V のうちのひとつが 1.7V くらいしか出ていませんでした。時々 5V になることもあります。出力側のコンデンサーを交換してみても様子が変わらないので、レギュレター(7805)を交換したら直りました。
元々付いていた 7805 は小さいやつ(TO-252)でしたが普通サイズ(TO-220)の物を使いました。
このレギュレータの交換で正常に音が出るようになって、録音もできるようになりました。直ってよかった。

交換した部品


分解したついでに、きれいに掃除しました。


これまで、こういうコントローラーを触ったことがなかったのですが、Cubase だとデバイスの設定で 「TASCAM US-428」 を選ぶだけで、この機種のコントロールサーフェース機能でとても快適に操作できます。
Cubase 以外の DAW だと設定がかなり面倒ですね。Mackie Control というプロトコルだとたいていの DAW で使えるようなのですが、 US-428 は JL Cooper CS-10 というコントローラーの互換プロトコルで、普段使っている MAGIX の Music Studio だと設定がやたらと面倒でした。Tracktion のデモ版だと、機能を選んでフェーダーを動かすとかボタンを押すとかの操作で、そこそこ簡単に設定出来ました。