YAMAHA V50 のFDD交換

フロッピーディスクのドライブが余っていたので、ゴムベルトが切れていて動かない YAMAHA V50 のFDDを交換しました。

V50に元々付いているFDDはモーターの出っ張りがあって引っかかるので、このくらい分解しないと取り出しできません。
左上のモーターが引っかかって前から抜くことができません。出っ張りのない普通のFDDに交換してしまえば前から出し入れできるので、上のように分解せずに、裏蓋を外すくらいでFDDの着脱ができるようになります。
元々V50に付いていたケーブルを加工して、34ピンのコネクターを取り付け。QY300 のFDDを交換した時と同じような要領で作業します。
信号線のコネクタには、二列のピンソケットを使用。
FDDの電源コネクタも、ちゃんとしたものじゃなくて、一列のピンソケットで十分。

ドライブは普通のWindows (DOS/V, AT) パソコン用FDDです。

FDDコネクタのピンアサイン



V50 ドライブ側 (SY77/SY99も同じ?)

26PIN FDD

1 5V 2 INDEX
3 5V 4 DRIVE SELECT 0
5 5V 6 DRIVE SELECT 1(未使用)
7
8 DISK CHANGE
9 MEDIA 10 MOTOR ON
11 DENSITY SELECT 12 DIRECTION SELECT
13
14 STEP
15 GND 16 WRITE DATA
17 GND 18 WRITE GATE
19 GND 20 TRACK 00
21 GND 22 WRITE PROTECT
23 GND 24 READ DATA
25 GND 26 SIDE ONE SELECT





7,9,11,13 はGNDへ接続



















IBM PC ドライブ側
製品仕様書YD-702Dシリーズ (Y-E Data) YD702DS6238D

34PIN FDD

1 NC 2 MODE SELECT
3 KEY(ピン無し) 4 NC
5 GND 6 NC
7 GND 8 INDEX
9 GND 10 NC
11 GND 12 DRIVE SELECT 1
13 GND 14 NC
15 GND 16 MOTOR ON
17 GND 18 DIRECTION SELECT
19 GND 20 STEP
21 GND 22 WRITE DATA
23 GND 24 WRITE GATE
25 GND 26 TRACK 00
27 GND 28 WRITE PROTECT
29 GND 30 READ DATA
31 GND 32 SIDE ONE SELECT
33 GND 34 DISK CHANGE

https://docs.google.com/spreadsheet/ccc?key=0AppovxaCUp1PdFRXRUxsMEdJNEhnal9udUZGRjBHS1E&usp=sharing

同じ名前の信号線同士を繋げば動きます。
FDD側の MODE SELECT は未接続にしておきます。

交換完了。
ベゼルが白くなりました。
FDの読み書き動作良好。
2DD専用のドライブだと、2HDのメディアもそのまま2DDでフォーマットして使用出来ますが、パソコン用など2DD/2HD 両対応のドライブに交換して2HDのメディアを使う場合は、メディアの2HD識別孔をテープか何かで塞いでおかないと使えませんので注意。
ドライブの2HD識別スイッチを殺してしまっても良いです。
FDDが直ったので、V50のFDをパソコンで読み込もうかと思ったら、フォーマットされていませんとエラーが出て読み込めませんでした。同じFDをQY300で読むとファイル名は表示するので、異常ではなくフォーマットがDOS形式じゃないのかもしれません。
V50のシーケンスデータはESEQフォーマットじゃないようで、QY300でV50のデータを読み込もうとしても、ファイル名一覧の表示はできるけどデータは読めませんでした。V50の取説を見てもESEQフォーマットと書いていないようなので、V50独自形式のようです。

このブログの人気の投稿

windowsで「インターネット接続の共有」の設定

月刊 I/O 記事リスト 1976~1989

X68000実機のROMを保存